ダブルクロスというTRPGシステムのツールを作りました。正確には「作ってました」という感じ。作ったのはだいぶ前だったのですが、このサイトに公開してなかったんですよ。
簡単な説明は動画を見ていただければ分かるんですけど、こっちにも記載。
DX3_dice.exeというファイルを起動するだけ。特にインストーラとか無いです。一応、VBが動かない古いPC向けにsetup.exeを入れてますが、起動する必要はないです。
ダイスの個数、クリティカル値、試行回数に値をセットすると、その分だけダイスを振ってデータを作ってくれるというのがこのツールです。
計算スタートボタンを押すと実行ファイルと同じ階層に日付と連番のフォルダが生成されます。
生成されるファイルは次の4つ。
1.日付+連番というファイル名のCSVファイル
2.日付+連番+Estというファイル名のCSVファイル
3.日付+連番+Liteというファイル名のCSVファイル
4.日付+連番+SuperLiteというファイル名のtxtファイル
下に行くほど簡単な内容になっていきます。簡単な方から解説します。以下は、2014年7月13日に『ダイス10個、クリティカル値8、試行回数300』という条件で算出したデータです。
<日付+連番+SuperLiteというファイル名のtxtファイル>
試行回数、その時の最大値、最小値、平均値を算出した結果を表示しています。詳細データが不要な場合はこれだけで充分です。
<日付+連番+Liteというファイル名のCSVファイル>
試行回数とそれに応じたダイス目がCSV形式で記述されています。CSV形式というのはカンマ区切りファイルのことで、各項目がカンマで区切られています。
<日付+連番+Estというファイル名のCSVファイル>
こちらは、ダイス目と出た数がCSVデータで出力されています。
上記画像の場合、ダイス目1~5は1回も出ていなく、ダイス目6が300回中1回、そこから緩やかに増え始め、ダイス目14あたりから13回、16回、32回と増えてることになります。
「平均がいくつと言われても中央値が分からないと不安だ!」という人のためのデータです。エクセルでグラフ化するとどのあたりが一番出やすいのかが分かると思います。
<日付+連番というファイル名のCSVファイル>
生のデータが入っています。1セット目の1ロール目ならば、10・4・1・6・8・6・7・10・2・10・6と出ているので、2ロール目にはクリティカルになったダイスだけを振ります。2ロール目では、4・4・4・4と出ています。よって、1セット目は14がダイス目となります。
……ということを試行回数分だけ繰り返しています。
【ここから追記】
消えたダイスに”*”セットとダメージも算出の機能を書いてませんでした。
消えたダイスに”*”セットは、文字通りの機能。
テキストエディタで見ると分かりやすいね、というだけ。実装しておいて言うのもどうかと思いますが、使いどころが思いつかない機能です。
「ダメージも算出」にチェックを入れると、日付+連番+Damageというファイル名のCSVファイルが追加されます。
中身は、命中判定→ダメージ算出という流れ。ダメージは(命中判定で出たダイス目/10)+1個振るという算出です。つまり、命中判定で43だったら、ダメージでは5個振るということ。
試行回数は可変長、命中判定とダメージは3ケタの固定長ですが、4ケタ以上でも大丈夫だったはず。今思い返すと、SuperLiteの方にもダメージの平均値を出しておけばよかったなー。
【ここまで追記】
今改めて使ってみると、ダイスを振った条件が記載されていないというのが割と面倒だったな、と。たとえば、「ダイスを5個から1個ずつ増やしていって変化を観察」ということをやっても、たくさんフォルダが生成されるだけで詳しい条件が見つからないというのが面倒です。せめてSuperLiteに記載しておけばよかった。
今から改修するのも面倒ですし、おそらく気力が湧くまではずっとこのままです。それでもそこそこな使い勝手のツールになってると自負しております。
ちなみに、なんで今さらこのツールを紹介することに思い至ったかというと、TRPGファンサイト「M∀D」というサイトでダブルクロスのツールを掲載してるのを知ったから。「そういえば俺のブログであのツールを紹介してなかったわ!」と。調べてみたらWordPressだとzipファイルをアップロードすることもできるみたいですし。
それほどアクセス数とかには関係ないと思いますが、記録として残しておきます。