書こうと思って忘れてたシリーズ。9月とか1か月前じゃねーか。
前回同様、読み切りはカウントせず。
【36+37号】
バチバチBURST/第109話で最終回
作者:佐藤タカヒロ
相撲漫画。無印が終了してからすぐにBURSTとして再開。割とストレートなスポーツ漫画。親父の跡を継いで相撲の世界に入るものの苦労しつつ幕下優勝……というところで終わった。
相撲のルールは良く分からん(ハッケヨイ!で始まって土俵の外に出たり膝をついたら負け、ぐらいは知ってる)のだけど、相撲業界の文化を見せつつ、ちゃんとバトルしてる良い漫画だった。
頭突きメインで戦いつつも、途中から投げを身に付け、緩急つけながらも突進していくスタイルは主人公の成長物語にガッシリとハマってて、周りのキャラクターも含めて楽しく読めた。
てっきり1カ月ぐらいで幕内編が始まるかと思ったら未だに(48号現在)再開してないので、完全に別物を始めるつもりなのかな。まぁ、親父や宿敵との因縁を既に解消してるからストーリーとしては綺麗に終わってるんだけど。
名探偵マーニー/第99話で最終回
作者:木々津克久
1話完結の学園推理モノ漫画。ミステリーモノと違って基本的に『学校内で起こる小競り合い(学校内の派閥争いとか、なくしものを探すとか)』がメインだったのが印象的で、1話完結で綺麗にまとめていたので安定して読めていた。
基本的にキャラは毎回使い捨てなんだけど、ごくたまに何話も前のキャラが再登場してきたりして話が広がっていたのが個人的に好きだった。あまりキャラが増えないよなーと思ったけど最終回で総集合してて「そういえばこんなに居たな」と。
1話完結でスマートに終わらせる芸風で個人的に好みなので、次回はどんな作品が出るのかと期待。全10巻と、意外とコンパクトにまとまってた。もっと長続きしてる気がしてたんだけど。
【39号】
ペーパーブレイバー/第63話で終了
作者:藤近小梅
レベル1の勇者と高レベルの白魔導師と仲間たちがドタバタしながら魔王を倒そうとするショートコメディ。かなり長期間連載してたけど10ページなので全4巻。
細かいギャグで畳みかける感じのギャグで、RPG的な要素をちょいちょい出していくスタイルだったけど、短いページ数ながらちゃんと世界観を説明し終えて、魔王とのバトルもやりきったのが見事。てっきりその辺は誤魔化すもんだと思ってたから。
顔芸も面白く、全体的に見やすい絵で面白かったので、ぜひ再びチャンピオンに戻ってきてほしい。
マリリーン大魔法研究所/第3話で最終回
作者:盆ノ木至
エロくてモテたがりな魔法使いと男の娘が毎回魔法でドタバタするギャグコメディ。下ネタてんこ盛りであちこちに喧嘩売ってる感じの芸風が個人的に面白かった。
どうやら俺は、3~4コマに1回のハイペースで下ネタギャグを畳みかけて力技で笑わせに来る芸風に弱いらしい。チャンピオンレベルでは余裕の下ネタなんだろうけど。
ドラえもん的なストーリーなのでネタが尽きるまでどこまでも続きそうな漫画だった。分かりやすい絵だったので、下ネタ以外のギャグとかストーリー漫画とかも読んでみたい。
【42号】
ANGEL VOICE/第356話で終了
作者:古谷野孝雄
喧嘩してた不良たちがサッカーを始めて頑張るスポーツもの。相当長く続いてたけれども、ようやく終了。病気のマネージャーとか不良たちが改心とか、王道スポーツ漫画といった感じの流れ。
序盤からずっと『とにかくスタミナが高くて走れる』だけで進めてきてて、そこからずっとブレずにここまで通したのはすごい。終盤がちょっと間延びしてる感があったけれども、全体的にちゃんと盛り上げ続けてた漫画だと思う。
だいぶ前から読んでた気がしてたんだけど、終わってみると全40巻。ドラゴンボールと同じぐらい続いてたのか。
【43号】
UNI/第4話で最終回
作者:藤田勇利亜
戦闘用アンドロイドの主人公が西暦2114年を舞台に悪の組織に立ち向かうSFアクション。短期集中連載。
かなり濃い絵柄で、近未来のSFアクションという雰囲気にピッタリ。話の流れといい、主人公の言い回しといい、ドストレートなSFサイバーパンクアクション漫画という感じで、ぶっちゃけ「長続きしなさそうだけどすごく読みたい漫画」って感じだった。
4話できっちりとまとめてたけど、舞台背景とかバトルとかもっと読みたかったなーという感じの漫画。こういう濃い漫画はチャンピオン向きで、SF系は不足してるので本格連載してくれればよかったのだけれど。
……というわけで、3カ月で6作品が終了。今回はバチバチBURST、名探偵マーニー、ペーパーブレイバー、ANGEL VOICEと、割と長期連載してた作品が軒並み終わっちゃったのが寂しい。とはいえ短期集中連載もなかなか濃くて面白いのが多かったので、まだまだ面白くなりそうな期待感がある。