すっかり忘れてたやつです。3カ月に1回やる予定だったのに、気が付いたら半年以上過ぎてましたね。
毎回のことだけど、読み切りはカウントしないけど、短期集中連載はカウントするやつです。
【7号】
最強少女さゆり/43話で終了
作者:福田やすひろ
凄いパワーを持つ少女さゆりと、たまたま地球にやってきたうさぎ女のバニーと、おおかみ男のリコスによるドタバタギャグコメディ。
基本的に日常的な遊びをしつつさゆりちゃんが超パワーで解決するというホンワカしたコメディがメインだったのだけど、バニーとリコスが緩やかに仲を深めつつ、家族愛たっぷりな展開になるとは予想外だった。
普通のコメディとして楽しみつつも「バニーとリコスがもっとイチャイチャしてもいいのに!」などとヤキモキしつつ。謎は多くなかったもののキッチリと回収して綺麗に終わらせた作品。
なんだかんだでかなり長く続いたけど、1回の話がページ数多くないのでコミックスでは4巻で終了。良い作品でした。
【第9号】
チカカラチカ/18話で終了
作者:天山まや
地下からやってきた地底人たちとのドタバタエロギャグコメディ。割とすっきりとした絵柄。
死亡→次世代として再誕という流れによって同じ外見でも性格が全く違うという設定は斬新すぎて驚いた。記憶を引き継いでいるとしてもほぼ別キャラで、しかも割と唐突に変わっちゃうのでそろそろキャラに慣れたころに次世代に移ったりする。
新キャラを増やして話を転がすのではなく、既存のキャラの性格を変えることで新キャラ同然として扱うというのは斬新だけども、各キャラクターに思い入れが湧きにくかったのが残念。
【第10号】
極悪バンビーナ!/29話で終了
作者:中島こうき
気の弱いヒットマンを中心としたドタバタコメディ。コメディの終了多いな!
ヒットマンでありながらもあんまり攻撃しないどころかそもそも悪事が苦手という感じ。なので、極悪っぽいことを頑張ってやろうとするんだけどもから回って結果的にみんな喜んじゃう展開。ただ、主人公よりも周りのスーパー金持ちとかやる気無くなって縮むガールとかのほうがキャラ立ってた気がする。
割とほのぼのノンビリと読めていた漫画。最後は予想通りだったものの綺麗に終わった作品。
【第14号】
僕のクロスロード/3話で終了
作者:川地和樹
短期集中連載。1話完結のSF系作品。
どれもこれも「この設定だけで長期連載してもいいのに!」という感じの話で、1話でキッチリとオチまでつけてたのが素晴らしい。この作者はオーマガ町の怪でも1話完結の話を丁寧にまとめてたので、そのまま長期連載になってくれればよかったのだけど。
個人的には3話目が苦し紛れに練ったという感じがあって生々しくもあったけど面白かった。少年と大人のお姉さんの組み合わせで長期連載が読みたい。
【第16号】
はらまき/10話で終了
作者:小川真孝
短期集中連載。学生生活を舞台にしたホンワカ系4コマ。そういえば今のチャンピオンって4コマ漫画ないな。
割とキャラクター多めで群像劇っぽい感じの4コマ。だいたいみんながボケとツッコミやってるような安定感。もうちょっと連載が続いていたら各キャラクターの個性が際立っていたのかもしれないけれども。
こういうホンワカした芸風は今のチャンピオンではあまり無いので、この芸風を生かしつつ次は4コマでない18Pぐらいの漫画が読みたいなぁ。
【第17号】
私を食卓に連れてって/8話で終了
作者:しまだ
料理ヘタな女の子が料理でいろいろ解決するドタバタコメディ。ポップな絵柄でハイテンションなギャグを畳みかけていくスタイル。相談が来る→なんやかんやある→2コマぐらいで料理作るという展開を続けながらも最終回までハイテンションのままで突っ走っていった漫画。
短期連載でありながらも予想以上に長く続いてて(3話で終わると思ってた)、おまけにハイテンションをずっと継続し続けていたので本連載も期待したい漫画。こういう畳みかけるタイプの漫画好きです。
【第18号】
行徳の漫画家とイトの日記/21話で終了
作者:沼田純
作者の日常生活を元にしたギャグ漫画。ケータイが生きている、という要素で若干のフィクションっぽさがあるけれども、基本的にはツッコミ役。
草野球で知り合った人の話とか、姉の話とか、作者の生活丸だしな感じのエッセイ漫画を4ページでサクッとまとめてる漫画。1つ前の連載でも同じような芸風だったのだけど、この芸風が定着したのかな。
日常の中のクスッと笑える部分を膨らませてる感じで、のんびり読むことが出来ていたんだけれども。短期集中連載の割にはだいぶ長く続いていたのだけど、1話4ページなので総ページ数はコミックス1冊にも満たないのが残念。
【24号】
魔法が魔法で魔法なんですよ!!/3話で終了
作者:吉田達弥
短期集中連載。魔法学校を舞台にした地味なシュール系ギャグ漫画。割と顔芸が多め。
カッコ良さげな名前のくせに地味な能力ばかりで、しかもそれをテンポよく畳みかけてくるのがよかった。あまりキャラを増やさずに話を転がし続けてたので、もっと連載が続いてたらどうなったか気になる。割と好きな芸風だったので次も期待。
黒虎/44話で終了
作者:鈴木快
宇宙人VS江戸の人という異色なバトルもの漫画。宇宙人側があまりにも強すぎるのでどうなるかとハラハラしていたが、残念ながら決着する前に終わってしまった。
既にあちこちが侵略されている状況で干支に沿った12人を探すというのは割と話が広がりそうな展開だったんだけども、どうにもこうにも宇宙人が強すぎるのが難点だったのかもしれないです。『頑張ればギリギリ勝てるかも』という状況ならともかく、『1対多でギリギリ勝利できるかも』レベルなので、12人集まっても勝てるの?感が。
その辺は話が広がるうちにパワーアップアイテムだの敵の弱点が見つかるだのといったギミックで解決するのが普通なんでしょうけれども、残念ながらそこまで進まなかったです。佐之助の目つき悪そうな外見と立ち回り方が好きだったんですが。
【25号】
青春リトルポンコッツ/6話で終了
作者:渡辺義彦
短期集中連載。青春に憧れる高校生たちのコメディ。みんなと一緒にはしゃぎたいけどはしゃげないけど無理して頑張ってみる……という感じが非常に出てて痛々しくも面白かった。
とくに眼鏡のほうがダメなキャラ感がすごくよく出てたので、ルックスは好きじゃなかったものの行動は読んでて楽しかった。最終話の叫びが特に。6話通して安定した面白さだったので、ちゃんとした連載が始まることを期待。
蠢くニャグラゾテプ/5話で終了
作者:猫黒ノミコ
短期集中連載。ニャグラソテプという異形のものを題材にした1話完結型ホラー。割と理不尽にダメージを受けて廃人化してしまう展開が多め。ただ、話の展開としては結構面白かった。
とはいえ、ニャグラソテプというネーミングとか作者の名前とか、クトゥルフに影響を受けすぎてる感があるのがなー。悪くは無いんだけども、クトゥルフをうっすらと知ってるせいで「どうせ理不尽に死ぬんだろ」というメタ読み出来てしまうのが残念。ホラーの展開としては非常によく出来てたので、クトゥルフ関係ない次回作が登場したら読みたい。
【27号】
私のお兄ちゃんはサイボーグです。/9話で終了
作者:福地カミオ
短期集中連載。サイボーグになった兄と妹のほのぼのコメディ。可愛くて見やすい絵柄だったので個人的にかなり好み。
9話という短いながらも個性あふれるキャラをいい感じに投入しつつも、みんながどこか抜けたようなキャラばかり。本気で悪いキャラが居ない(悪役3人組ですら)ので、非常にホンワカと安心して読めた作品。このまま本連載してもよかったのに。
……というわけで、半年分となると相当溜まりますね。やっぱり3カ月に1回ぐらいのペースがちょうど良さそう。