週刊少年チャンピオン2015年7月~9月終了作品感想

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毎回忘れた頃にやるあれです。ここ最近は普通の更新を全然していないので、このサイトがチャンピオン応援サイトみたいになりつつありますが、そこまで熱心ではないです。

短期集中連載はカウントするけど、読み切りはカウントしないです。

1~6月分はこちら。

 

【27号】

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お兄ちゃんはサイボーグ/8話で終了

作者:福地カミオ

死んだはずの身内がサイボーグになって帰ってきちゃった!というところから始まるドタバタコメディ。以前も別作品で読み切りとして登場してたような気が。

丸っこいキャラクターと分かりやすい絵柄で非常に読みやすい、面白い作品だったと思います。短期集中連載でキャラクターも増えたけれども毎話増えるというわけではないのも個人的に嬉しかったですね。

能天気な兄とキッチリした妹という組み合わせで明るくドタバタしながらの終了。次回作も期待してます。

 

【32号】

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辻浦さんとチュパカブラ/35話で終了

作者:櫻井あつひと

未確認生命体が大好きなヒロインと主人公によるドタバタラブコメディ。正直、もうちょっと早く終了するかと思ってたので意外と長く続いたなーと思ってました。

ラブコメでありがちな『複数人の女子のうち誰を選ぶのか』という命題に対して途中から登場したサブ主人公が堂々と問いかけるという展開は割と驚きでした。こういう作品って主人公以外の男子はあまり表に出てこないからこそ。

だからこそ、個人的にはその命題に対してちゃんと解を出してほしかったなーというのがちょっと残念でした。選ぶにしても、選べないにしても。一応男子同士ではその解を明確にしてたのだけれど、できれば女子たちの前でも同じことを言ってくれたらなー。あとコミックス1冊分ぐらいあればそこまで話が進みそうでしたが。

とはいえ、ラブコメとしては王道な展開が多く、安心して読み続けることができた作品。特にバカンスエピソードの後あたりから主人公たちが関係性を意識するような立ち振る舞いになったので、グッとニヤニヤできるようになったのが良かったです。

 

【41号】

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藍の時代/8話で終了

作者:車田正美

 

この3カ月のなかで一番異端と思われる作品。車田正巳の自伝的な作品と見せかけて実話のようなフィクションのような不思議な作品でした。

主人公が車田正美というペンネームでありながらチャンピオンでデビューし、チャンピオンで『リングにかけろ』を連載し始めた、みたいな展開でいろんな意味で読者を驚かせた作品でした。「自伝的作品なんだから割と忠実なんだろうけど、なんでジャンプではなくチャンピオンで?」と思ったら、まさかチャンピオンで連載始めたという設定にするとは。

自伝的作品ということを抜きにして話を見ると、高度経済成長期の街で未来を見る若者が、あるものはヤクザになり、あるものは漫画家になるという話でなかなか興味深い展開でした。短期集中連載ではなく完全フィクションとして長期連載を見据えていたらもっと違った展開になっていたような気がする。

編集長の壁村氏以外にも魅力的なサブキャラクターが多かったのに加え、面白い漫画を捻り出すまでの展開も興味深かったので、連載が続けば『漫画家になるまでの漫画』としてかなり長続きしそうな気がしたんですが。元々全8回として始まったので仕方ないですが。

 

 

というわけでこの3カ月では上記3作品が終了しました。何度も確認しましたが、今回はあまり連載終了してないですね。おそらく藍の時代の影響と思いますが。

 

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