政教分離の原則について

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twitterで借金玉氏が「なんで政教分離しなきゃいけないの?」と言っていたので、自分の中の試行整理の意味も踏まえて記録。内容としてはtwitterに連投した奴とほとんど同じ。

確か政教分離って『そもそも宗教の力が強すぎて政治に悪影響があった時代があった教訓』と『宗教は税金優遇されてるからその代償として』みたいな理由があったような気がする。

世襲制の王政による政治をしながらも庶民による宗教を中心とした政治の二つがあった時代があって、それややこしいから辞めようぜということと公平でクリーンな制度として議員による間接民主制になった。なので、世襲制の王は飾りとなり、宗教は政治をすることができなくなった、って歴史だったような。

宗教自体が税的に優遇されているという面もあり、それの理由としては『宗教そのものが庶民のものだから』とか『思想に対しての団体だからセーフ』とかそういう理屈だったような気がする。なので、普通の営利企業よりも宗教法人は税的に優遇されているはず。

税的に優遇されているからこそ、『そういう団体が政治的な力を持っちゃいかんよね』という理論で政教分離されていたような気がする。もちろん、宗教団体と仲がいい政党はあるけれども、建前としてはバラバラに活動していたと思う。

じゃあ宗教法人からも営利団体と同じように税金とればいいじゃんという理論もあるが、それは営利団体ではないのになぜ営利団体と同じように税金を取られるんだという話なわけで。NPOとかボランティア団体の同一線上に宗教法人があるという認識。

金を稼ぐのが目的ではないから税金がとられないだけであり、宗教団体であっても営利目的の活動については税金がかる、との指摘もあった。税金について詳しくないのでよく知らないが、そうらしい。

宗教法人からもガッツリと税金を取ろうよ、ということになると『弱者保護を目的としたNPO団体からも税金を取らなきゃ不公平』てことになり、ぐるっと巡って『NPOやボランティア団体が存在できないので弱者からするととても厳しい社会』になっちゃうよ、となりそう。

『金を稼ぐのが目的なんだから税金取って良いよね』は『金を稼ぐのが目的じゃないんだから税金取らなくていいよね』となり、結果的に宗教団体が後者の位置づけになるんだと思う。だからこそ「金はとらないけれども政治に口を出す」という状況を禁止する必要があった気がする。

ここで逆に「稼いでるだけで税金とるほうが間違ってるのでは?」とも考えそうだけど、その場合は『そもそも税金の意味と役割とは』という話になるのでここでは割愛する。

 

ただ、これらの話は自分のうろ覚えの知識なので、もうちょっと詳しい人が丁寧に修正した内容を記載してくれることを祈る。

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