どうも。嘴です。
記事タイトルについて結論から言うと、機関保証ならば戻ってきます。貸与金額に比例して返ってくるので、自分は大したことない金額でした。けれども、4年間丸々貸与してた人ならば頑張って繰り上げ返済する価値はあるかもしれません。
<経緯>
奨学金の繰り上げ返済をチマチマとしていて(ひとつきに2か月分払う程度)、ようやく完済したのが昨年末。冒頭の画像のような「完済おめでとうございます」みたいな通知を貰って満足してました。昔は報奨金があったらしいんですが、今はもうなくなってます。
まぁ、繰り上げ返済出来たのは貸与総額が安かった(1年間しか借りなかった)のと、それによって1ヶ月の返済額が少なかったのが理由ですけれども。
それから1ヶ月半あとぐらいに『日本国際教育支援協会』というところから封書が届きました。「返済終わったから寄付しろってことか? お断りだ!!」と思ってたのですがどうやらお金が返ってくるよ、という内容でした。
<調べてみた>
検索してみたら、以下のPDFにも同じようなことが書かれてました。
平成27年度在学者用 奨学金案内(大学院) ※PDFです
平成27年度在学者用 奨学金案内(大学等) ※PDFです
リンク先9ページ目を引用しますと。
(4)保証料の返戻
次の①から③のいずれかに該当する場合は、支払われた保証料の一部を保証機関(協会)からお返しする場合があります。
①全額繰上返還をして、返還期間が短縮されたとき。
②一部繰上返還をして、返還期間が短縮され、返還が完了したとき。
③機構の返還免除の適用を受け、返還が完了したとき。
お返しする保証料の振込先は、原則として奨学金振込口座または振替用口座(リレー口座)です。
とのこと。
機関保証ってのは2つある保証制度のうちの1つ。もう片方は人的保証です。連帯保証人を頼まない人は機関保証になりますね。
機関保証を選んだ人は、毎月の返済額に加えて機関保証料をプラスした金額を払いながら返済していくことになります。保証機関に払う機関保証料は毎月返し続けてたことを考慮した上での金額。なので、早く返すとその分保証料に差が出るので返済されるわけですね。
<どれぐらい返ってきたの?>
自分の場合は96回払いだったので、8年返済です。それを5年3カ月で返済した(今考えるともっと早くから繰り上げ返済始めればよかった)ので、2年9ヶ月分得したわけですね。
で、返ってくる金額は約2千円。
そんなもんっすか……。
<みんなそれぐらいの金額?>
調べてみたところ、保証料の月額って返済金額に比例して増加するようです。なので自分の場合は、奨学金がわずかだったから戻ってくる金額もわずかだった、と。機関保証料は採用年度によって変動するらしいので、機関保証を利用してる人は以下のURLで調べてみてください。
このサイトによると、月に5万円を4年間借りた場合、月額で約2000円が機関保証料になるようです。なので、1年分繰上げ返済すると4万8千円戻ってくるのかもしれません。お、これぐらいだったら頑張って繰り上げ返済したほうがいいかも。
<というわけで>
というわけで、機関保証を利用してる人限定の話でした。自分の場合は本当に微々たる金額だったので「わざわざ繰上げ返済する意味ねぇなー」と思ってたんですが、調べてみると結構な額が返ってくるようですねぇ。無利子であっても機関保証を利用しているならば、ちょっと繰り上げ返済頑張るのもアリかもしれません。